大堂海岸
1996年12月28日〜1997年1月2日

大堂海岸 東京から(どこからも?)遠いのが珠に瑕,でもすばらしい花崗岩の岩場です. 冬でもあたたくて気持ちの良いところです. 最近近くに公営のキャンプ場と 宿泊施設ができ, そこでお風呂にも入れます(500円ぐらいだったかなあ). 食 事も近くの建設省「道の駅」でリーゾナブルな値段の各種定食にありつけまし た. クラック・ルートが主体の岩場だと思います.

写真: 鈴木 康夫


正月を大堂で過ごそうと日下部師匠に誘われて, 27日に東京を発つ. 東名 名神と高速を乗り次ぎ, まだ震災の名残が見える神戸に夜中に到着. そこから フェリーで高松に渡り, ひたすら車を走らせて中村市に到着したのが朝4時半 でした.

モンキーエリア

クライマー: 日下部 隆昭, 写真: 鈴木 康夫

28日昼頃から大堂No.1のメインエリア, モンキーエリアに下る.

ぐいの実クラック(5.8) 斜上するハンドクラックをTRで登らせてもらう.

お祭りクラック(5.7) 初のプロテクションセットを試み, RP.

ザ・ドリーム 5.11d/12aフェイスの課題だがボルトの腐食を考えてトップ ロープの課題になっている. 日下部さんはステンのボルトを打ち直すプロ ジェクトを実行に移す. この日は終了点のみ施工したようだ.

翌29日, 再びモンキーエリア.

ザ・ドリームのボルトを設置するのを見学. 私もユマーリング初体験をして ボッシュを打たせもらう. ちょっとだけビッグウォールクライマーと開拓者 の気分を味わわせてもらった.

スーパークラック(5.9) バリバリのハンドクラックをTRで登る. 少し自信がつく.


大滝エリア

昨年日下部さんがボルトを打ったルートに初登者になるべく挑戦. 下部のボ ルトの打ってあるフェースのあとに快適なフレークが15m程続くルート. 残念 ながら出だしのトラバースができずに敗退. 日下部さんがRPを決める. 終了 点に残骸があったが, リードでは初登になるだろうとのこと.

さらに東のエリアのフレークで遊ばせてもらう. 日下部さんは5.7くらいと言 うが, 5.8もしくは5.9くらいに感じた.

写真: 日下部 隆昭


彫刻岩

彫刻海岸

彫刻海岸

クライマー: 鈴木 康夫, 写真: 日下部 隆昭

30日. 赤トポの表紙で有名な彫刻岩に行く

写真撮影のため, 彫刻海岸(5.12a)に登る. ランジの手前まで登って日下部さ んに撮ってもらったのがこの写真. ランジの部分は私には難し過ぎておはな しにならない.

アシカクラック 5.10- 彫刻岩を真っ二つに割るハンドクラック. 日下部 さんがリードして私がフォローで登る. フォローなら10-も登れる.

カンテ状スラブ 5.10+ トップロープのきれいなフェース. トライするが、 出だしの核心がこなせず断念. やっぱり10+はまだ無理.

このルートをやっている最中に愛媛のクライマーが二人現れる。日下部さんが 去年発見した前傾クラックは愛媛の人たちが何度か訪れているとか, 大堂の東 隣の海岸にどっかぶりのエリアがあるとかの情報を日下部さんが聞き出してい た.


31日は再びモンキーエリアへ. この日から日下部さんの友人の土居さんが合流.

ムセイクラック 5.10a/b 土居さんがウォームアップ。

セイシクラック 5.10b 大堂を代表する一本。フェースからコーナーのフィ ンガー, やや前傾した側壁のハンド〜フィストへと続く. 日下部さんはOS して, 2Pを省略できるよう終了点を打ちはじめる.

上記作業中, 土居さんは無名ルート 5.11a/bを登る.

私は土居さんの指導の元,

ターンクラック(5.8)をRPして, クラックRPのグレードを上げる. フレ ンズのセットの仕方についてさらに教えを乞い, さらに

ビッグウェーブ 5.10b/c を登って自信をつける.


お座敷きエリア

黒潮(5.9) TRでトライするも何回やってもどこかでテンションが入ってしまう. 苦手ルートとなってしまった.

クライマー: 鈴木 康夫, 写真: 土居

シンクラック  5.11 斜上するシンクラックだが、内容は完全なフェース。 トップロープの課題だが、土居さんがリードに挑戦する。しかしあまりにも微 妙なセットなので、プリセットでRP。セットしながらは厳しそう。使用ギヤ はRP#2、3、ボール#2、3。

クライマー: 土居, 写真: 鈴木 康夫


洞窟エリア

やはり昨年日下部さんがボルトを打ったフェースルートをトライさせてもらう が, 出だしのスラブの部分に乗り込めずあきらめる. 日下部さんがRP. 昔の ボルト跡があるので初登ではないでしょうとのこと. 日下部さん曰く, 5.9く らい。

クライマー: 日下部 隆昭, 写真: 鈴木 康夫

オフィズス (5.9くらい?) このルートは傾斜70度くらいで簡単なはず だが、オフィちゃんができない人には厳しい☆☆以上は確実なルート。日下部 さんが昔トライした時、新品のベクターのソールが擦り減って全くなくなって しまったそうだ. まず日下部さんが登るが, 6mくらいのルートなのに4m くらいまでプロテクションをとらずにRP。 続いて私がTRでトライ。ほとん ど進めないが、3分ほど落ちずに粘った.

クライマー: 鈴木 康夫, 写真: 土居

クライマー: 日下部 隆昭, 写真: 鈴木 康夫

日下部さんは,  もう一本、去年ボルトを打ったルートをやるが、これはわけ の分からないルートで、ボルトを打ったことを後悔したとのこと.



ハーバーエリア

未踏の大ルーフ

未踏の大ルーフ 2日の夕方に、土居さん の案内で「未踏の大ルーフ」(昔の岩雪にも載っている)に行く。 160度く らいのハンド〜シンハンドが3、4m続いたあと、ルーフの出口からは2mく らいのフィンガー〜ハンドというルート。日下部さんがトライするがルーフの 出口でフォール。日下部さん曰く, つなげれば5.11-くらいか?とりあえずク ラックがホリゾンタルクラックにぶつかるところで終了としたが、上部の2m ほどのフェースにも可能性あり(でも難しそう)。ホリゾンタルクラックを8 m近くハンドトラバースして終了とする方法もあるが、最低でもブロちゃんし か使えそうもなくこれは恐そう。こんなすばらしいるルートが未登なわけない と思うが、さわってみるとものすごいほこりだらけだったので未登の可能性も あり? とのことでした.

未踏の大ルーフ 未踏の大ルーフ 未踏の大ルーフ

未踏の大ルーフ 未踏の大ルーフ 未踏の大ルーフ

クライマー: 日下部 隆昭, 写真: 鈴木 康夫


大堂のくわしいルート情報は, 岩雪116、118、127、141、145、 CJ49を御参照ください.
				Yasuo's climbing page is here.

Last update: 17 August 1997 by SUZUKI, Yasuo Y.